徳島高等工業学校々歌
作詞  藤 村  作
作曲  信 時  潔
-   吉野の川の 注げるところ
 松のみどりの深うして
 土のにほいの かぐわしき
 みなかにたちたる
 わが学や
 徳島高工 あゝ なつかしや
 
-   わきたつ血潮 高鳴るこゝろ
 若きいのちの力をば
 瀬戸の鳴門にたぐへつゝ
 いそしみはげまん
 わが友がき
 三とせの月日は
 あゝ 長からず
 
-   理想の光 輝くところ
 人のいのちは長うして
 国のさかえはかぎりなし
 いだけよたたえよ
 ただ一つの
 わがわざ わが道
 あゝ わが理想
 
校歌制定 大正十四年九月二十日徳島高等工業学校校歌「吉野の川の注げるところ」が制定れさた。作詞者は東京帝国大学教授文学博士藤村作、作曲は東京音楽学校教授信時潔で、作詞料は五十円、作曲には三十円のお礼がだされた。
「徳島大学工学部50年史」より
徳島大学の歌
「徳島大学の歌」および「徳島大学学生歌」はこちらをご覧下さい。
徳島大学の歌選定 昭和三十年一月徳島大学の歌「眉山にかおる青嵐」と徳島大学学生バッチが選定された。選定にあたっ ては、学内に「大学の歌、バッチ選考委員会」が設けられ、本学の学生、職員から作品の懸賞募集が行なわれた。応募作品は歌八点、バッチ十六点で、このうち 歌三点、バッチ四点を選び各学部に展示し学生投票によって入選作が決定された。
大学の歌は工学部土木科二年日野裕善の作詞が入選し、バッチは薬学部助手名越規郎の図案が入選した。大学の歌の作曲は東京芸大教授松本民之助に委嘱された。
学生歌選定 昭和三十四年に「徳島大学学生歌」が選定された。学生歌は、本学開学十周年を迎えるのを記念して募集された。応募点数のうち学芸中一年次坂野栄一の作詩が入選。そのほか佳作二点が選ばれた。作曲は学芸中二年次生駒治代の作品が入選した。
「徳島大学工学部50年史」より






